2回に分けてお伝えしている私の“布遍歴”。
本日はその第2回目『洋布編』をお伝えします。
前編『和布編』 につきましては、こちらのブログをお読みいただけたらと思います。
フェイクレザー(合成皮革)
私が初めて作ったミニ畳に使用したのがえんじ色で柄のない合皮でした。
なぜそれを選んだのかは記憶にありません(笑)
その後、斬新なディスプレイをしてくれたクリエイターのお客様からインスパイアされて、クールなもので作るようになりました。
アフリカン
篠笛奏者として音楽活動をしている兄から受けた 、コラボレーションの誘いをきっかけに誕生したアフリカンシリーズ。
「アフリカンビートをアフリカンレストランで演奏」から連想しました。
アフリカ伝統のパーニュという民族布やプリント生地はタッチや色使いがダイナミックなのが特徴です。
チャイナ
生地屋さんの日本の金襴(きんらん)生地コーナーの隣にあったチャイナ生地に惹かれて作ったのがチャイナシリーズ。
チャイナ服やチャイナドレスなどに使われる布で、光沢感と織りが鮮やかなのが特徴です。
リバティ・アート・ファブリックス
娘の誕生をきっかけに、私の趣味嗜好が少しずつ変化して“可愛い花柄”が目に付くようになりました。
その時、心を奪われたのが繊細で美しく、完璧なプリントが技術が素晴らしいリバティの生地でした。
LIBERTY ART FABRICS (リバティ・アート・ファブリックス)を手掛ける英国リバティ社は、 1875年 創設者アーサ・ラセンビィ・リバティ氏により、日本や東洋の装飾品、 ファブリック、美術品などの販売から始まりました。
絹織物や手染の更紗が評判を呼び、1920年代にはリバティファブリックの代名詞ともいえる上質な綿素材タナローンが開発されました。
自然の花鳥草木、アールヌーボーパターン、また繊細なペーズリー等のモチーフが独特の美しい色彩で表現されているリバティファブリックは、130年以上経った今でも世界中の人々から愛され続けています。
和布とは全く違う印象となる洋布を使ったミニ畳。
皆さんはどちらがお好みですか?
出逢う人々との影響や自分の環境の変化によってバリエーションが増えてきました。
まだまだ知らない世界の生地はたくさんあるので、これからも布探しの旅を続け、新しい作品を発信していきたいと思います。