こちらの畳は2月からオーダーストップしてひたすら作り続けた龍像を飾るための特注ミニ畳です。
以前の記事で少し書きました龍の専門家、榎本氏からのオーダー品になります。
特注の中の特注品
何が特注かと申しますと、龍の頭にある菊の模様に合わせて色違いの紋菊の生地を2枚重ねにして作っていることと・・・
そしてなによりも!! なんとなんと!!
水晶を置くミニ座布団も作っています
榎本さんから熱烈なオファーをいただいたのは約3年前。初めて打ち合せをしたのは約2年前。
その頃からセットで卸させていただいていますが、今回初めてご説明させていただきます
美しく完成させたい願望
当初、水晶の下には畳のデザインとは全く異なる既製品のミニ座布団が敷かれる予定でした。
でもそれを想像した時、とっさに
「セット品の美しさが違う!」
「畳縁とお揃いだったら絶対可愛い!」
と、うっかり?自分の首を絞める発言をしてしまい・・・
そこから私の ”美しく完成させたい願望” が止まらず自分でミニ座布団も作ることになりました。
熱烈オファーには同じ熱量でお返しを
これは壮大なプロジェクトの一環で、熱いオファーをいただけたこと、参加することにワクワクが止まらなかった表れでもあります。
ただ、そうは言ったものの
「ミニ座布団とは…はて??」状態🙄
にもかかわらず忠実に作りたい病を発症。
ものづくりあるあるでしょうか(笑)
初めてでも全力でこだわる
ミニ座布団制作は未経験なので、ネット検索したり自宅の座布団とにらめっこ。
フサの光沢感の再現にこだわり、水晶が不安定にならない厚みも考慮しました。
一番苦労するのは、中心にフサを付ける工程。
これさえなければ‼️と、自分で考えておきながら何度思ったことでしょう🥹
こう見えてものすごく手間がかかります。
「ただ真ん中に縫えばいいんでしょ?」と思われそうですが、(自分が一番そう思っていました)
クッション素材が入っているのでそう簡単には中心を狙えません🥹
でもこれが有ると無いとでは高級感も可愛さも大違い。
だからひと手間もふた手間もかけて作り上げています🪡
ただミシンで縫って、手縫いで袋とじして、
フサを5カ所付ける…だけではありません。
時短アイテムを制作したりしつけ縫いしたり。
ミニ畳の付属品ですが、プライドとこだわりをもって作っているミニ座布団。
・・・を、通常の半分の短期間で80セット制作させていただきました。
気合と根性で完成
カラーバリエーションも
今回の桜色の桜龍のほかにも実は全部で7色のカラーバリエーションを制作。
ここでは黒龍用の畳をご紹介。
また機会があったらほかの色もご紹介したいと思います。
そんなスペシャルオーダーをくださる榎本さん 、いつもありがとうございます🙏🏻
またのご依頼を心よりお待ちしております🐉✨
当店ではこのように、企業様の商品をお引き立てするミニ畳の企画制作もしております。
1人で制作活動をしているので納期がかかる場合もございますが、精一杯ご対応させていただきますのでどうぞお気軽にご相談くださいませ。