
畳屋を継げなかった娘が選んだ道畳業界との“距離”を作っていたあの頃20年前、livedoor ブログでミニ畳<Joe>を発信し始めた当初、ご注文くださる方のほとんどが、なんと畳屋さんでした。委託販売先の方からも「畳屋さんが買いに来てたよ」と聞き、驚いたのを覚えています。正直に言うと…
原点にあるのは、“畳を残したい”という想い「畳文化を次世代に残したい」──それは高校生の頃からずっと、心の奥で変わらずに抱いてきた想いです。※このお話は「第二章」です。ミニ畳との出会いから始まった第一章も、よろしければご覧ください。https://chonan-tatam…
私の畳は“邪道”から始まったきっかけは、友人の事故死と、ミサイル報道──「このままでいいのか?」そう思いはじめたのは、ある報道がきっかけでした。私は23歳の時、南青山のインテリアショップの店長を任され、やりがいを持って働いていました。けれどその一方で、会社は典型的なブラック…
こちらの畳は2月からオーダーストップしてひたすら作り続けた龍像を飾るための特注ミニ畳です。以前の記事で少し書きました龍の専門家、榎本氏からのオーダー品になります。https://chonan-tatami.com/blog-hounoushiki特注の中の特注品…
2024年1月1日、父まで三代続いていた長南畳店を書類上復活させました。だからこれは “私の” 長南畳店に対するお店のロゴになります。デザイナーは和縣 絵里子さん。私にとって思い入れがあり、当店のミニ畳<Joe>の人気柄でもある桜と七宝をモチーフにデザインをしていただきました。…
4月1日~2日の1泊2日で、龍像を奉納する儀への参列のため山梨県にある金櫻神社と實相寺へ行ってきました。この龍像は、四百年の伝統と人間国宝の技を継ぐ鋳物師をはじめ、博物館・文化庁・伝統工芸組合庁など、あらゆる機関の協力の元に龍像、その他付属品が作り上げられています。長年龍を…
本日ご紹介するのは、かねてより念願だった人形店様からのご依頼でお作りした雛人形用のミニ畳<雛畳>です。これまでに長きに渡り雛畳は作ってきましたが、それはお客様がお持ちの雛人形用でした。それはもちろん、とても嬉しいご依頼ですし、私も1番チカラを入れており、1番人気のジャンルでもありま…
母の日に、紫陽花の鉢植えを実家へ届けに行った際、父からいくつか畳の道具をもらいました。短気で、頑固で、自己中で、真面目で、厳しくて、完璧主義で、冗談の通じないおっかない昔気質の職人だった父。そして畳屋を継がせてくれなかった父。私のミニ畳を「邪道だ」と言った父。そんな父から、道具をも…
『老若男女・国内外問わず、ミニ畳<Joe>を手に取っていただき皆様流アレンジでお楽しみいただきたい。』当初よりそう想い続けてミニ畳を作ってきました。お陰様で、これまでに高校生からご高齢の方、海外の方…たくさんのお客様に出会うことができました。また、韓国・インドネシア・アメリカ・ドイツ・フラ…
私の想いは『もっと身近に、もっと気軽に畳を楽しんでもらう』こと私の願いは『畳を次の世代にも残す』こと畳屋を継ぐことができなかった私だからこそできる、「畳=敷く」の概念も固定観念も無い自由な発想は、これまでにないデザインやカスタマイズでお応えするミニ畳<Joe>を作り…