本日ご紹介するミニ畳〈Joe〉は、昨年に奉納させていただいた東京都板橋区にある北野神社様からのご依頼で制作した模型を飾るためのミニ畳です。
こちらの神社模型の制作者は北野神社の氏子さんとのこと。
見た目の再現性はさることながら、内側には鏡があり、神社の内装を新しくする際に出た古い廃材をも使用しているという、作り手のこだわりがぎっしり詰まった模型です。
今回のデザインに至るまで
高さのある立派で大きな模型でしたので、当初はそれを最大限引き立てるために畳が目立たぬよう、通常の厚みでシンプルな二方縁のミニ畳を作る予定でした。
しかし、飾る場所の写真を何度も見ているうちに、「人がどの位置・高さから見るか」という「人の視点の距離や高さ」を考えるようになった結果、逆にシンプルではない四方縁の厚畳で人の視線を惹きつけて模型をお引き立てすることにしました。
畳縁(たたみべり・布地部分)は父から譲り受けた特殊畳縁。
そして畳表(たたみおもて・ゴザ部分)は広島の山根商店さんの龍鬢表(りゅうびんおもて)。
熊本県産の天然い草を黄金色になるまで丁寧に天日干しを繰り返してから織られた龍鬢表は流石の美しさがあります。
設置場所の高さと人の視点の高さを考慮する大切さ
今回の飾る場所も前回同様に“大広間にある床の間”でした。
通常の住宅で飾るとは全く違いますので、そこではどんなシチュエーションで、人々はどの位置からどのように見るのか…までを考慮した瞬間、このデザインが舞い降りてきました。
俗に言う“モノづくりの神様”が降りてきた瞬間ですね!
打ち合わせ時はテーブルの上にあり目線が近かったので、人の視点の高さについて考えが抜けていました。
ネット販売中心で、基本的に対面での打ち合わせをしない私にとって、これは非常に良い気付きとなりました。
飾っていただいたところを拝見しても、畳が目立ちすぎることなく、模型をお引き立てすることができたのではないかと思っています。
またひとつ、よい経験をさせていただきました。
北野神社様、ありがとうございました🙏
ちなみに今回のお作りした畳の隣にある厚畳が、昨年奉納させていただいた獅子鼻を飾るために作ったミニ畳です。
その時の記事はコチラ☟
夏詣のご案内
そんな東京都板橋区内最古の神社である北野神社さんでは、今年も7月1日~7日までの期間限定で、夏詣特別朱印(シール形式)を頒布するそうです⛩
夏詣とは?
年越の祓があって「初詣」が始まる。それからから六ヶ月。初詣と同じく罪穢れを祓い清める「夏越しの大祓」を経て、過ぎし半年の無事を感謝し来る半年の更なる平穏を願うべく、年の節目として七月一日以降にも神社・仏閣に詣でる新たな習慣のこと。
参照元:夏詣
境内には都内で一番低いといわれている富士塚もありますので、夏詣にお越しの際は是非登ってみてくださいね🗻
ちなみに、この富士塚は私の最強パワースポットで、度々愛犬とお散歩がてらパワーをいただいてからミニ畳制作を頑張っております💪🏻
徳丸北野神社フォトギャラリー
獅子鼻用のミニ畳をご奉納した時に撮影した写真ですがよろしければご覧ください。
写真一枚ずつにプチ情報も入れてありますので、是非タップしてご覧いただけたら嬉しいです☺