
前回の投稿では、「 基本的に、お客様からリクエストをされない限り、本来の畳縁(和室に敷かれる畳に使われる畳縁のこと)は使わず …」とお伝えしました。
しかしながら、神社仏閣など、特別な場所で使われる特殊な畳縁(たたみべり・布地部分)は使います。
今日はその豪華絢爛で高貴な畳縁を使った作品と、一般的な和室に使用する畳縁を使った作品をご紹介します。
特殊な畳縁(紋縁)
繧繝縁(うんげんべり)はその昔、最も格の高い畳縁であり、 天皇・三宮(皇后・皇太后・太皇太后)・上皇といった限られた人のみ使うことの許された畳縁でした。
現在では神仏像などでも繧繝縁を用いています。





一般的な和室に使われる畳縁
畳の需要は減りつつありますが、畳縁の種類は時代に合わせたデザインが増え続け、その数は実に1000種類以上あるといわれています。

一般家庭の和室には決して使われることのない高貴な畳縁。
当店のミニ畳<Joe>で は、 大切なお雛様や鎧兜を飾るために、その日本の伝統や文化そして 歴史ある畳縁をお選び頂けます。
さて、次回のブログでは私の布遍歴の続きを『和布編』と『洋布編』の2回に分けてお伝えしますのでお楽しみに♪