世界最上を狙うジャパニーズウォッカのためのミニ畳

KEYS & BRICKSのジャパニーズウォッカのためのミニ畳

本日は、企業様商品の撮影・イベント用としてお作りしたミニ畳<Joe>のご紹介です。
初めましてな企業様、そして商品。
メールのやり取りだけで完成させる企業様商品と融合した畳制作の秘話!?と、お酒好きの方にも知っていただきたいお話も交えて綴ります。


企業様商品のお酒ボトル撮影用として


当ホームページよりお問合せを頂きましたADIATE株式会社様は、プレミアムウォッカ “ KEYS & BRICKS(キーズ&ブリックス)”を販売している日本初の純国産クラフトウォッカメーカーさん。
今回はその商品撮影・イベント用のミニ畳として、ご要望等をお伺いしご提案メールを繰り返しさせていただきました。


とにかく企業様の特徴とブランドカラーを理解する


冒頭で書きましたように、初めましてな企業様であり商品でした。
失礼ながら手に取ったこともないですし、見かけたこともありません。
そのような商品をお引き立てする畳を作るには・・・

とにかく相手様を知ること。

ホームページやインスタグラム等を隅々まで読むのはもちろんのこと、企業様や商品について書かれている記事も片っ端から読ませていただきました。

純国産日本発のウォッカKEYS & BRICKS
KEYS &BRICKS ホームページ

KEYS & BRICKSに込められた思い、こだわり、ミッション。
『歴史を尊重しながらも、未来を見据えて、日々研究を重ねている』としながら、100年以上の歴史ある福井県の酒蔵で丹精込めて作る世界最上を狙うウォッカについて。
日本というフィールドから本来の日本人の性質を取り戻す鍵となるメッセージを込めたブランドネーム。そして和の心をカタチにしたボトルデザイン等々…
是非リンク先ホームページにある動画も合わせてご覧ください。


浮かび上がるイメージ


一般のお客様の場合はメールの文章や添付画像からインスピレーションですぐにイメージが湧いてご提案できることが多いのですが、企業様の場合は守るイメージやブランドカラーがあるので熟考する必要があります。
なのでリサーチした情報を何度も何度も見たり読んだり、頭にイメージが浮かび上がるまで続けます。
どんな生地だったらブランドカラーに近くなるのか、どんな柄だったらお引き立てできるのか…
ホームページで魅かれたキーワードもヒントに、生地を探していきます。


ご提案は自分のオススメだけにしない


これはフルオーダーのお客様に対しても心がけていることですが、メールでちゃんとご要望を理解したつもりでも、それは「つもり」でしかありません。
畳縁(たたみべり・布地部分)のご提案の際は、自分が理解したつもりのオススメやイチオシだけではなく、深く熟考せず客観的にご要望から選んだ生地もご提案するようにしています。
そうすることで、よりお客様の「欲しいイメージ」をカタチにしていくことができます。


お引き立て役の畳


私の作る畳はいつも、いつでも、お客様の“何か”をお引き立てするためにあります。
その“何か”という対象物から大切に考えるのは“余白”
お客様がご希望する畳サイズと、“何か”を合わせて導くその余白は、畳縁の巾との絶妙なバランスで成り立っています。

「1mm増やすか減らすか。」

畳表(たたみおもて・ゴザ部分)と畳縁の柄の出具合も考慮するので1mm単位で行う縁巾計算は時間のかかる工程でもあります。

こうしてお引き立て役のミニ畳<Joe>は完成となりました。



納品後にお客様から嬉しいメッセージをいただき、ようやくほっと一安心。

無事にミニ畳の方届きました。
大変すばらしい柄、質で社内でも高評価でございました。
誠にありがとうございます。

後日、商品撮影の画像データを頂戴したのでご承諾を得た上で今回こちらでご紹介させていただきました。

最後になりましたが、この度は素敵なご縁をありがとうございました。

KEYS & BRICKS Instaglam

ここでADIATE株式会社様について少しだけ…

こんなにも日本の古き良き習慣を大切にしながらMADE IN JAPANにこだわり、世界中のバーを狙うジャパニーズウォッカは、エジプトの血を引く元Jリーガーのお兄さんが立ち上げ、弟さんが経営を携わっているとのこと。そんな弟さんも元Jリーガーなんだとか。兄弟パワーが凄いです!
下記リンク先の記事ではADIATE株式会社・KEYS & BRICKSの誕生ストーリーを読むことができます。
勝手ながら自分と重なると共感したり、やる気を頂ける興味深いお話でした。

エジプトの血を引く兄弟が「純日本産ウォッカ」づくりに賭ける理由


すごく余談ですが・・・


今となってはお酒はアルコール度数3%で十分な私ですが、かつてはナイトクラブでショットで乾杯なんて日々を過ごしていました(笑)

“乾杯の一言が気心知れた仲間との絆をさらに深める。”

​ADIATE株式会社様のホームページに記載されているこの言葉、本当にそう思います。
いつもの仲間との乾杯、初めての乾杯、見知らぬ旅先での乾杯…
私にとってそれがショットになるだけで何故か一段と楽しくそして深められる。
ちょっと特別なナイトクラブ限定のお酒でした。

もう身体的に強いお酒は飲めなくなりましたが、読めば読むほどに飲んでみたくなるKEYS & BRICKSのウォッカ。
いつかどこかで飲める日を楽しみに、今日も頑張りたいと思います!

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