
「趣味で仏像彫刻をしています。親鸞聖人を彫っている最中です。
礼盤坐の上に敷くミニ畳を探していました」
そんなご相談から始まった、フルオーダーミニ畳の制作です。
今回は、ご希望に合う生地を探し、天然い草と藍色の麻の葉模様を合わせて四方縁で仕立てた実例をご紹介します。
制作中の親鸞聖人像に合わせるミニ畳
ご希望いただいた仕様は、
- 畳表:い草
- 畳縁:青色を基調とした和柄
- 縁タイプ:四方縁
- サイズ:21×18cm
畳縁については、亀甲・菊菱・麻の実などの和柄をご希望でした。
そこで、ご希望の色や雰囲気に合う生地を探すところから始めました。
細い畳縁でも柄が美しく見える生地を探して
「青色を基調とした和柄」というご希望に合わせて、紺・青・藍色を中心に生地を探しました。
今回、もう一つ大切にしたのが、柄の大きさと見え方です。
当店では、ミニ畳のご希望サイズや用途に合わせて、ミリ単位で縁幅を決めています。
今回の畳縁の幅は、約2cmを予定していました。
どれほど素敵な柄でも、柄が大きすぎると、細い畳縁の中では模様の一部分しか見えなくなってしまいます。
そのため、色や柄だけでなく、実際に畳縁として仕立てたときにも模様がきれいに見えることを考えながら、いくつかの候補を探してご提案しました。
その中からお選びいただいたのが、藍色を基調としたコットンのシーチング生地に、金色の麻の葉模様がプリントされたもの。
こちらは今回のご相談をきっかけに仕入れたもので、落ち着いた藍色に金色の麻の葉模様が映えるデザインです。

畳表には熊本県八代産天然い草「ひのさらさ」
小さなミニ畳ですが、素材にもこだわり、畳表には熊本県八代産の天然い草を使用した最高級クラスの畳表「ひのさらさ」を使用しました。

今回のように、伝統的なものを飾るための畳には、天然い草ならではの風合いもよく似合います。
四方を藍色の麻の葉模様で囲み、中央には天然い草の畳表。
飾る親鸞聖人像を引き立てる一枚となるよう、全体のバランスを考えながら仕上げています。

大切なものを、美しく引き立てるために
長南畳店では、ミニ畳の上に飾るものが主役だと考えています。
人形や仏像、思い入れのある品など。
その大切なものを美しく引き立てるために、ミニ畳があります。
だからこそ、フルオーダーではサイズだけでなく、
「何を飾るための畳なのか」
「どのような雰囲気にしたいのか」
「どんな色や柄がお好きなのか」
ということもお伺いしながら、素材やデザインをご提案しています。
ご希望に合うものが手元の素材の中にない場合には、今回のように生地を探しながらご相談を進めることもあります。
仏像や仏具をはじめ、大切なものを飾るためのミニ畳をお探しでしたら、サイズや用途、飾りたいもののお写真などを添えてお気軽にご相談ください。
具体的なデザインがまだ決まっていない段階からでも、ご相談を承っております。
大切なものを美しく引き立てる一枚を、一緒に考えながらお作りいたします。











